2011年6月8日水曜日

App Inventorで使える部品について

 App Inventorで使える部品は大きく分けて2種類あります。1つはデザイナで使える画面部品です。もう1つは、ブロックエディタで使える部品です。

 デザイナの画面部品はボタンラベルに代表されるAndroid標準の画面部品を扱えます。また、デザイナの画面部品にはタイマーセンサのような非表示の部品も画面部品として存在します。さらに、非表示の部品の中にはApp Inventor独自に作り込まれた部品も存在します。

 ブロックエディタでは、イベントに直接関連するブロックだけでなく、変数関数制御構文を扱えます。それにより、一般的なプログラミング言語のようにロジックを組み立てられます。

 

App Inventorのデザイナで使用できる部品の分類

 まず、デザイナで扱う画面部品の一覧を見ましょう。App Inventorで使用できる画面部品は以下のように分類されています。

1 App Inventorのデザイナで使用できる画面部品の分類

種類

説明

Basic

基本的な部品(ボタンやテキストボックスなど)

Media

画像音声動画を扱う部品

Animation

ボールや画像を動かす部品

Social

電話帳Twitterを使用する部品

Sensors

加速度センサGPSを使用する部品

Screen Arrangement

画面部品を配置する部品

LEGO MINDSTORMS

同名のレゴのおもちゃのロボットを制御する部品

Other stuff

その他の部品(通知バーコードスキャナなど)

Not ready for prime time

実験中の部品

 これらの分類の中にある部品を知ることが表現の幅を広げることにつながります。

 次に、ブロックエディタで使用できる部品を見ましょう。

 タブ[Build-In]はApp Inventorで用意されている各種機能が入っています。タブ[My Blocks]にはデザイナで定義した画面部品とタブ[Build-In]を使って作成した関数や変数の操作に関する各種機能が入っています。

 タブ[Build-In]の部品は、どのようなアプリを作っている場合でも必ず使用できる決まった部品です。それに対してタブ[My Blocks]には、デザイナなどで独自に定義したものに関する部品が入りますので決まった部品は存在しません。

ブロックエディタ[Build-In]に用意されている部品

 ブロックエディタでは、プログラミング言語で用意されているものと同様の変数や関数、制御構造が用意されています。タブ[Build-In]にある分類と、その説明は以下の通りです。

2 ブロックエディタ[Build-In]に用意されている部品の分類

種類

説明

Definition

アプリ内で再利用可能な関数や変数を定義する部品

Text

文字列操作を行うための部品

Lists

リスト操作を行うための部品

Math

数値操作を行うための部品

Logic

論理演算に関する部品

Control

制御構文に関する部品

Colors

色を設定するための部品

 タブ[Build-In]の分類は上記のような分類になっています。関心事に応じた分類になっており、初心者にも分かりやすい分類方法になっています。

 

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