2011年4月28日木曜日

Android版Google Docsアプリが登場 OCRでの写真のドキュメント化も

 米Googleは4月27日(現地時間)、オンラインオフィススイート「Google Docs」のAndroid版アプリをリリースしたと発表した。これまでもWebブラウザ経由でGoogle Docsのファイルの閲覧・編集が可能だったが、アプリは初めてのリリースになる。
 アプリのトップページからは、すべてのドキュメントのほか、スター付きのファイルのみ、スプレッドシートのみなどでフィルタリングしてファイルリストを表示できる。ファイルを開いたページの右上にある「編集」ボタンをタップすると、テキストの入力・削除が可能になる。
 ファイルリスト画面では、各ファイルのファイル名を変更したりスターを付けたり、共有を設定できる。端末で新規にドキュメントを作成してアップロードすることもできる。また、Gmailの添付ファイルをこのアプリで表示できる。
 さらに、端末で撮影した写真をOCR機能で変換し、ドキュメントとしてアップロードする機能が搭載されている。トップページ右上の新規ドキュメント作成アイコンをタップすると「Document from photo」という選択肢が表示され、これをタップすると起動するカメラで文字を撮影すると、結果がドキュメントとしてアップロードされる。変換が可能なのは印刷された英語のアルファベットのみで、手書きや一部のフォントは認識できない。
 公開されたのは英語版のみだが、日本のAndroid Marketからもダウンロードできる。対応OSはAndroid 2.1以上。iPhone版はまだない。

「iPhoneの位置情報収集」をめぐり、Appleが公式見解

 米AppleのiPhoneとiPadがユーザーの位置情報を記録していたと伝えられた問題で、Appleは4月27日、「当社がユーザーのiPhoneの所在を追跡したことは一度もなく、追跡する計画もない」とする公式見解をWebサイトに掲載した。

 説明はQ&A形式で掲載され、この問題をめぐって不安が広がったことについて「ユーザーのセキュリティとプライバシーを守りながら、高速かつ正確な位置情報を提供するにあたり、非常に複雑な技術的問題が浮上した」「この新技術の開発者(Appleを含む)がこうした問題について十分な啓発に努めてこなかったため、ユーザーが混乱している」とした。

 そのうえで、iPhoneはユーザーの位置情報を記録しているのではなく、Wi-Fiホットスポットと携帯電話基地局のデータベースを維持しているものだと強調。GPSを使ってiPhoneの位置情報を計算するには数分の時間を要するが、iPhoneはWi-Fiホットスポットと基地局を使ってGPS衛星を迅速に見つけることで、これにかかる時間を数秒に短縮しているとした。この計算は、クラウドソースのデータベースを使ってiPhone上で実行しているという。

 クラウドソースのデータベースは膨大でiPhone上には保存できないため、各iPhone上に適切な量のキャッシュをダウンロードする仕組みになっている。研究者が発見した位置情報は、iPhoneの所在地ではなく、そのiPhone周辺のWi-Fiと基地局の位置情報だとした。Appleには匿名で暗号化された情報が送られるため、同社が情報源を特定することはできないとしている。

 ただしiPhoneが保存する必要があるのは7日間分のデータのみであり、大量のデータが保存されているのは不具合によるものだと指摘した。近くリリース予定のiOSのソフトウェアアップデートでiPhoneにキャッシュされるデータベースの情報量を減らし、キャッシュ情報のバックアップをやめるなどの修正を行う方針。また、iOSの次期メジャーリリースではキャッシュの暗号化も施すと表明した。

2011年4月27日水曜日

Android Screen Monitor のソースコードを公開しました

Android 端末(実機、またはエミュレーター)の画面をリアルタイムで PC 上に表示するツールである
Android Screen Monitor のソースコードを公開しました(Apache License 2.0)。
以下のサイトからチェックアウトできます。

android-screen-monitor - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/android-screen-monitor/

Yahoo!地図 SDK for Android を使ってみました

Yahoo!地図 SDK for Android

·                       Yahoo!デベロッパーネットワーク - 地図 - Yahoo!地図 SDK for Android ・・・ここからSDKをダウンロードできます

·                       Yahoo!地図 SDK for iPhone Androidを公開しました (Yahoo! JAPAN Tech Blog) ・・・公式ブログ 
http://techblog.yahoo.co.jp/web/yahoo_open_local_platform/yahoo_sdk_for_iphone_android/

 

概要

·                       Yahoo!地図 SDK for Android」を使用することにより、「Yahoo!地図」と同じ地図データを利用できる

·                       Android 2.1 以降で動作する

·                       有償で販売、またはアプリ内で課金してはいけない 詳細は「Yahoo! JAPAN - サービス利用規約」(特に第5章)参照

·                       アプリの配布時およびアプリ内において、「クレジット表示」が必要

·                       Yahoo!デベロッパーネットワーク」の「アプリケーションID」が必要

·                       Yahoo!地図 SDK for Android」には、Javaライブラリー(ymap.jar)と画像リソース(res)が格納されている

·                       Yahoo!地図 SDK for Android ドキュメント」には、大変わかり易いHTMLが格納されている

 

サンプルソースコード 

package com.adakoda.android.yahoomapsample;
 
import jp.co.yahoo.android.maps.GeoPoint;
import jp.co.yahoo.android.maps.MapActivity;
import jp.co.yahoo.android.maps.MapController;
import jp.co.yahoo.android.maps.MapView;
import android.os.Bundle;
 
// 3. 「Yahoo!地図」を表示したいアクティビティを(jp.co.yahoo.android.maps.)MapActivity を継承して作成する
public class YahooMapSampleActivity extends MapActivity {
    private static final String APP_ID = "取得したアプリIDに書き変えてください!";
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        // 5. MapView を(アプリケーションID渡しで)生成し、
        // getMapController() で取得した MapController で、表示位置などの設定をする
        MapView mapView = new MapView(this, APP_ID);
        MapController c = mapView.getMapController();
        c.setCenter(new GeoPoint(35632385, 139881695)); // 初期表示の地図を指定
        c.setZoom(3); // 初期表示の縮尺を指定
        mapView.setMapType(mapView.MapTypeSatellite); // 航空写真表示(オプショナル)
        // 6. MapActivityMapView を設定し、表示させる
        setContentView(mapView);
    }
    // 4. MapActivity.isRouteDisplayed をオーバーライドする
    @Override
    protected boolean isRouteDisplayed() {
        return false;
    }
}

1. SDK 内の「ymap.jar」を、組み込みたいアプリのプロジェクトに追加し、ライブラリーのパスを通す

2. SDK 内の「res/drawable-hdpi」下のpngファイル(6つ)を、組み込みたいアプリのプロジェクトにコピーする

3. Yahoo!地図」を表示したいアクティビティを(jp.co.yahoo.android.maps.MapActivity を継承して作成する

4. MapActivity.isRouteDisplayed をオーバーライドする

5. MapView を(アプリケーションID渡しで)生成し、getMapController() で取得した MapController で、表示位置などの設定をする

6. MapActivity MapView を設定し、表示させる

7. AndroidManifest.xml android.permission.INTERNET を追加する

 

 

[Android] Google Cloud Printing を使ってみました

2011年1月24日(現地時間)、Google Cloud Print (クラウドプリント)の beta 版が公開されました。
早速、Androidから使ってみたところ、Google Docs 上のドキュメントを印刷することができました。

公式ブログ
• Cloud printing on the go - Official Google Mobile Blog
• Chromium Blog: Cloud printing on the go

利用要件
• 印刷可能なドキュメントは、Google Docs、GMail のドキュメント
• 印刷可能なモバイルデバイスは、Android 2.1 以降、iOS 3 以降
• プリンターに接続可能な PC の OS は、Windows XP / Vista / 7
• プリンターに接続可能なブラウザーは、Google Chrome 9.0.597.67 beta 以降
 ※上記は本稿の執筆時点のものであり、今後、Mac / Linux などにも対応する予定みたいです

事前準備
1. PC とプリンター(要プリンタードライバー)を接続し、オンラインにする。
2. 必要なバージョンの Google Chrome をインストールする。
3. PC から Chrome ブラウザーで「Connect a printer to Google Cloud Print」にアクセスする。
4. Google Chrome のメニュー(閉じるボタン下のスパナアイコン)「オプション」から、「高度な設定」タブを表示し、
 (一番下にある)「Google Cloud Print にログイン」ボタンをクリックし、Google アカウントでログインする。

Android 端末から Google Docs 上のドキュメントを印刷する手順
1. Android 端末のブラウザから、Google Docs にアクセスし、印刷したいドキュメントを開く。
2. メニューから「印刷...」をタップする。
3. 印刷に使用するプリンターを選択し、(右下にある)「Print」ボタンをタップする。

動作結果から推測するに、Android 端末側は、あくまでも、Google Docs 上の印刷するドキュメントとプリンターを指定しているだけであって、
印刷データは、PC 上の Chrome ブラウザーがクラウド(Google Docs)からダウンロードし、
ブラウザーのレンダラーを用いて、印刷用のレンダリングを行い、
ブラウザーが動作している PC のプリンタードライバーに対して、印刷をしているだけみたいです。
※つまり、後半は、ブラウザーからクラウド上のデータを印刷したにすぎない
※特筆すべきは、モバイル端末から PC の IP アドレスを指定することなく、Google Cloud Print にログインされている PC に対し、
 印刷するドキュメントとプリンターを指定している点です
※今後、Google Cloud Print に対応したプリンターが登場すると、PC &プリンタードライバーレスで直接印刷できるみたいです

Googleのクラウド印刷サービス「Cloud Print」がAndroidとiPhoneに対応

 米Googleは1月24日(現地時間)、昨年4月に発表したプリンタドライバ不要のクラウド印刷サービス「Google Cloud Print」をAndroidとiOSにβ版で対応させたと発表した。まずは米国で英語版がスタートした。
 Google Cloud Printは、Googleが「Chrome OS」からの印刷を可能にするために立ち上げたクラウドを利用する印刷サービス。昨年末にパイロットプログラムが立ち上がったChrome OS搭載Netbookも、同サービスを使って印刷する。12月には開発者版WebブラウザGoogle Chrome(Windows版)でも利用できるようになっていた。
 今回対応したのはAndroid 2.1以上、iOS 3以上を搭載する端末。GmailとGoogle Docsのドキュメントの印刷が可能だ。ただし、利用するにはまずPCのGoogle ChromeからCloud Printにサインインしておく必要がある。現在この操作が可能なのはWindows版の開発者向けGoogle Chromeのみだが、近いうちにMac版とLinux版にも対応するとしている。

2011年4月26日火曜日

Steve Jobs: We don't track, Google does

The recent disclosure that Apple's iPhone and Google's Android phones track users locations has attracted a lot of attention.

The issue has even reached US parliament with US Congress and FCC looking into the issue. To garner Apple CEO Steve Jobs take on the issue a MacRumors reader reportedly emailed him seeking clarifications on the issue and at the same time hinting about a switch to Android. Jobs reportedly responded, claiming that Apple does not track users and the information is "false". He, however, said that Android does track users.

Q: Steve, could you please explain the necessity of the passive location-tracking tool embedded in my iPhone? It's kind of unnerving knowing that my exact location is being recorded at all times. Maybe you could shed some light on this for me before I switch to a Droid. They don't track me.
A: Oh yes they do. We don't track anyone. The info circulating around is false.
A pair of British security researchers recently said that the latest version of Apple's operating system for iPhone and iPad is constantly recording the location of the devices and storing the information in a hidden file.
Alasdair Allan and Pete Warden said the position-logging feature is contained in iOS 4. "Ever since iOS 4 arrived, your device has been storing a long list of locations and time stamps," they said in an article posted at the website radar.oreilly.com.
"We're not sure why Apple is gathering this data, but it's clearly intentional," the researchers said, adding that it raises a number of "security and privacy implications."