2011年5月2日月曜日

各キャリアのお薦め現行モデルをチェック!

■NTTドコモ

NTTドコモはこの春商戦、国内独自仕様モデルのMEDIAS N-04Cと、ケータイメール対応のグローバルモデルであるXperia arc SO-01Cを新たに投入した。両機種ともAndroid 2.2以上で第2世
代チップセットを採用しており、今のトレンドをしっかりと押さえている。現状、ドコモでAndroidスマートフォンを購入するならこの2択になるといって過言ではないだろう。

なお、NTTドコモはすでに夏商戦へXperia arcの日本向けモデル、MEDIASの防水モデルの投入を予告している。購入を急いでないなら、これらの端末を待つのもありだろう。

●NTTドコモ Xperia arc SO-01C(ソニーエリクソン)

薄さ8.7mmのスリムサイズに、4.2インチ大画面液晶と、暗所に強い810万画素の裏面照射型CMOSカメラを搭載。最新のAndroid 2.3を搭載し、処理性能も高い。価格が手ごろな点も魅力だ。spモー
ド(iモードメールアドレス)対応だが、おサイフケータイやワンセグ、赤外線には対応していない。機種変更でも2台持ちにするにも魅力的な端末だ。

●NTTドコモ MEDIAS N-04C (NECカシオモバイルコミュニケーションズ)

ドコモで唯一、Android 2.2搭載の日本向けモデル。薄さ7.7mmながら、spモード(iモードメールアドレス)、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線いずれにも対応。ただし、カメラはXperia arcと比べ解像度や暗所撮影性
能で劣る。今持っているケータイからの機種変更を考えているなら、第一候補になるだろう。

■au

春に国内独自仕様モデルとして、コンパクトなIS05と防水対応のREGZA Phone IS04を投入。ここでは、Android 2.2と第2世代チップセット搭載という点でIS05をピックアップした。動
作速度やFlash 10.1対応など、性能や機能は十分だ。

2台持ち向けの新端末HTC EVO WiMAX ISW11HTは、最大40MbpsのモバイルWiMAX対応に加え、スマートフォン1台分の料金でPCやWi-Fi機器をつないでデータ通信できるテザリングに対応。モバイルデータ通信端末からの買い換えにも向く、エポックメイキングなモデルだ。

●au IS05(シャープ)

auの日本向けモデルでは、唯一Android 2.2と第2世代チップセットを搭載した端末。サイズはやや小さめだが、処理性能からカメラまでいずれも高性能。auユーザーなら、今使っているケータイの着うたフルを移行できる点も魅力。ケータイメール(EZwebメール)、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線に加え、緊急地震速報にも対応。特に、auユーザーが今のケータイからの機種変更を考えているならお薦めの端末だ。

●au HTC EVO WiMAX ISW11HT(HTC)

今のケータイに加えて、2台持ちを考えている人にお薦めの端末。auのCDMA網に加えて、モバイルWiMAXにも対応。市街地なら最大40Mbpsの通信速度で利用できる。なおかつ、スマートフォンの定額料金内で、PCやWi-Fi機器のモバイルデータ通信を利用できるテザリングに対応。モバイルWi-Fiルータとしても活用できる。端末価格も手ごろだ。

ケータイメール(EZwebメール)非対応のため、メーンのケータイとしては使いづらい。だが、2台持ちのケータイとしてAndroid 2.2スマートフォンと定額モバイルデータ通信、両方を安く高速
に利用したいなら魅力的な端末だ。

■ソフトバンク

ソフトバンクといえばiPhoneだが、Androidでも数多くの端末を投入。GALAPAGOS
SoftBank 003SHは冬モデルだが、国内独自仕様モデルとしてはいち早くAndroid 2.2に対応。キーボード付きのGALAPAGOS SoftBank 005SHも春に投入されたが、こちらはバッテリー容量が少な
いなど万人向けではない。

2台持ち向けだが、現在新規契約向けにグローバルモデルのHTC Desire HD SoftBank
001HTやDELL Streak SoftBank 001DLがかなりの安値で販売されている。ここでは、現在でも処理性能ではトップクラスのDesire HDをピックアップした。

●ソフトバンク GALAPAGOS SoftBank 003SH (シャープ)

Android 2.2搭載の日本向けモデル。端末サイズや重量に特徴はないが、3.8インチの3D表示対応ディスプレイや960万画素CCDカメラを搭載。ハイエンドモデルとしては申し分ない仕様だ。ケータイメール(S! メール)、おサイフケータ
イ、ワンセグ、赤外線に対応。今持っているケータイからの機種変更に向いたモデルだ。


●ソフトバンク HTC Desire HD SoftBank 001HT(HTC)

4.3インチの大画面液晶に、トップクラスの処理性能を実現したモデル。ケータイメール(S! メール)にも対応。現在、新規契約で実質0円で販売されており、ソフトバン
クで高性能なAndroidスマートフォンを安く契約したいなら魅力的な端末だ。

■イー・モバイル

イー・モバイルの2機種はいずれもローエンドだが、両機種ともテザリングに対応。安い月額料金でAndroid 2.2とモバイルWi-Fiルータどちらとしても利用できる。Android端末ではな
く、モバイルWi-Fiルータを購入するつもりで選択することをお薦めする。

この2機種のうち、HTC Ariaはケータイメールに対応。ただ、デコメに対応していないほか、イー・モバイルのEMnetメールなど利用できないメールサービスは多い。実情を考えると、両機種とも2台持ち向けと言った方がいいだろう。

●HTC Aria (S31HT)

Pocket WiFi Sより2万円ほど高いが、液晶の解像度や処理性能、カメラ性能は上回る。ケータイメール(EMnetメール)も利用可能だ。テザリング時のセキュリティ設定も充実している。とはいえ、Androidスマートフォンとしてはローエンドの位置づけ。Flash
10.1対応サイトなどは利用できない。

●Pocket WiFi S (S31HW)

2年契約時の端末価格9840円という価格が魅力。ヘビーユーザーにとっては、SIMフリー端末という点も魅力だ。モバイルWi-Fiルータとしての利用が主だが、Andoridもちょっと試してみたい人にとっては魅力的な端末だ。

Androidスマホの選択術

●ポイント1:1台持ちにするか2台持ちにするかをまず判断

●ポイント2:おサイフ、ワンセグ、赤外線は必要か?

●ポイント3:Androidのバージョンと処理性能が最後の決め手

Android版Google Talkにビデオチャット機能が追加

米Googleは4月28日(現地時間)、IMツールの「Google Talk」のAndroid版にビデオチャット機能を追加したと発表した。対応するOSはAndroid 2.3(コードネーム:Gingerbread)以降で、まずNexus S
に搭載される。

デスクトップ版Google TalkおよびAndroidタブレット向けOSのAndroid 3.0(コードネーム:Honeycomb)には、既にビデオチャット機能が搭載されている。

Android版では、Google Talkの連絡先一覧にビデオチャットのアイコンが表示されるようになり、これをタップすることでビデオチャットを開始できる。チャット中にテキストメッセージを画面に表示したり、ホームページに移動することも可能だ。Wi-Fiと3G/4Gで利用できる。

Android向けのビデオチャット機能はfringなどのサードパーティー製のものが既に提供されており、fringのサービスではグループチャットも可能だ。