同氏は5月23日に日本で開催された開発者向けのフォーラム「Microsoft Developer Forum 2011」でスピーチをしたが、アップデートに関する膨大な詳細情報は明かさず、24日にニューヨークで予定されているイベントでいくつか発表を行うと述べた。したがって、現時点で公開されている新機能はごくわずかだ。
ニューヨークでのWindows Phone 7.5 "Mango"のプレビューを控え、バルマー氏は複数の新デバイスに関する発表についても思わせぶりな態度をとった。「 WMPowerUser 」ブログがつかんだ情報によると、新たなWindows Phone 7デバイスは台湾のHTCとAcer、米国Dell、韓国Samsungから9機種が発売されるが、リリースは年末商戦期ごろになるという。
Windows Phone 7.5 "Mango"に搭載される新機能とは
2011年初頭に起こったソフトウェア・アップデートのトラブルから人々の注意をそらす目的もあり、Microsoftは強く望まれていたWindows Phone 7の改良に関していくつか情報を先に開示した。なかでも、サードパーティ製アプリケーションのマルチタスキングはWindows Phone 7最大の欠点の1つだったが、Mangoではこれが修正される見込みだ。
また、Mangoには「Internet Explorer 9 Mobile」の新バージョンが搭載され、「Office Hub」内で「Office 365」および「SkyDrive」がサポートされる。さらに、「People Hub」の「Twitter」対応、「Games Hub」の改良、着信音カスタマイズなども新しい要素となる。ほかにも、ユーザーがバックグラウンドで動作させるサービスを設定できたり、電子メール・フォルダや会話スレッドを"ピン留め"するように固定できたりするという。
Microsoftが正式に発表したものではないが、開発者らが先週放送したポッドキャストでは相当数の新機能情報がリークされている。これによると、「Messaging Hub」に「Windows Live Messenger」「Facebook Chat」および「AIM」が統合され、グループ・メッセージングも可能になるとのこと。そのほか、ターンバイターン(Turn-by-Turn)方式のナビゲーション機能やSMSディクテーション、「iPhone」風のビジュアル・ボイスメールなども紹介された。
Windows Phone 7.5 "Mango"アップデートは2011年後半にリリースされる予定だ。
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