「Google Wallet」は、MasterCardの非接触決済サービス「PayPass」のネットワークを利用する。支払いだけでなく、クーポンやポイントカードの利用も可能だ。
リーダー端末
米MasterCardの既存の非接触型決済サービス「PayPass」のネットワークを利用する。PayPassに対応するリーダー端末(米First Data製)は、米国内の12万4000以上、世界全体では31万1000以上の店舗に設置されている。
フィールドテストに参加している小売業者は、高級デパートのBloomingdale's、Macy's、RadioShack、Subway、Toys"R"Usなど。
Google Walletを利用するには、米銀行大手CitiのMasterCardのPayPassシステムをFirst Dataのサービス管理サービスを通じてGoogle Walletに転送するか、Google Prepaidシステムにチャージしておく必要がある。
Google Walletを利用可能にしたNexus SをPayPass加入小売店でリーダー端末にかざすことで支払いができる。Google Walletでは支払いだけでなく、Google Offersのクーポンを利用できるほか、小売店のポイントサービスやギフトカードの利用も可能だ。
セキュリティ対策では、Google Wallet PINの設定のほか、PayPassのデータ暗号化技術で決済認証情報を暗号化する。このデータは端末のメモリではなく「Secure Element」チップに保存される。
一般のクレジットカード同様、消費者は無料でGoogle Walletを利用できる。加盟店が支払うのはカード会社への手数料のみで、Googleは決済手数料を徴収しない。
Googleは、実際のサービス開始時期は発表していないが、今後利用可能なカード、端末、小売店を拡大していく予定で、APIの開発を計画中という。
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