このような現状を打破する力が、Android@Homeにはあるのでしょうか。あるかもしれません。なぜそう思えるのか。上述のAndroidに関するパートナーシップが鍵になると考えるからです。SamsungやLG Electronicsをはじめとする大手家電メーカーが、Androidを健全に成長させようとしています。その先には、SamsungやLG Electronicsがそれぞれ描いていたホームコンピューティングの実現も視野に入っているはずです。互いに競合ではありますが、Androidを担いでいるということでは確かにパートナーです。タブレット市場よろしく、ホームコンピューティングを確立させることで大きな市場が拓けるならば、お互いに伸びることが可能になります。そして、アップルという共通の敵に対抗できる有力な方法でもあるのです。
ともかく、何十年も実現しなかった構想です。Android@Homeの評価も、"近い将来"というスパンでは出せないのかもしれません。技術や社会の変貌が、思わぬ路線変更を強いることもあるでしょう。長い目で、Android@Homeの行く先を見届けましょう。
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