NECは、Android端末「LifeTouchシリーズ」の第3弾として、折りたたみ式で7型タッチ液晶を2画面搭載したブックスタイルの「LifeTouch W」を発表した。企業向けに6月から出荷を開始する。
本体サイズが幅135×高さ23×奥行き208mmのコンパクトサイズで、2画面を開くと文庫本の見開きとほぼ同じ表示サイズ。重さは500ml入りペットボトル並みの約530gとなる。
画面を左右に開く縦持ちを前提にしつつ、横向き使用にも対応。電子書籍端末として2画面で各ページを表示するほか、2画面を1つにつなげた大画面表示や、左画面の解説/関連情報などを右画面で表示するといった利用も可能。ペンや手書き入力、付箋機能にも対応する。
液晶解像度は1画面あたり600×800ピクセルでノングレア(非光沢)パネルを採用、OSはAndroid2.2、CPUはARM Cortex A8、メモリはMobile DDR 384MB/ROM 1,024MB(システム領域含む)、802.11b/gの無線LANのほかBluetooth2.1+EDRに対応、インターフェースはUSB2.0(microB)/USB2.0 Host互換ポート(Standard A)/SDHCカードスロットなど。
GPS/加速度/地磁気/輝度調整の各センサーを装備し、300万画素webカメラ/モノラルスピーカーを内蔵。バッテリの駆動時間はweb閲覧時に最長約5時間。付属品はスタイラスペン/SDHCカードなど。
対応ファイル形式は、映像がH.263/H.264/MPEG4/WMV、音声がMP3/Ogg/WAV/WMA、画像がJPEG/GIF/PNG。内蔵ソフトとして、2画面ブラウザ、無線LAN簡易設定対応(WPS/らくらく無線スタート)、ワイヤレス自動接続、手書き文字認識エンジン「楽ひら」、iWnnのオリジナルアプリのほか、メール、カメラ、ギャラリー、音楽、時計、連絡先、電卓、カレンダー、ニュースと天気、設定、Androidマーケット、Google マップ、Google 検索、Googleトーク、YouTube、Gmail。
なお、「LifeTouch W」は、「LifeTouchシリーズ」第1弾で7型タッチ液晶を1画面搭載した「LifeTouch」と同様に、企業向けの製品となる。想定する利用シーンは、電子書籍/新聞・出版サービスでのリーダーとしての利用。流通・小売業、医療、製造分野などさまざまな業界で、業務マニュアルや在庫管理・発注業務での利用。あるいは、通信教育や塾・学校における学習端末としての利用を同社では挙げている。クラウドサービスを利用する端末として、端末のカスタマイズやソフト開発等にも応じるという。
第2弾の「LifeTouch NOTE」は7型タッチ液晶とQWERTYキーボードを搭載したノートPC風のモデルで、個人向けの製品となる。
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