蔵できるタブレットデバイスなどが公開された。
スマートフォンを内蔵できるタブレットデバイスとして紹介された「Padfone」は、搭載するプラットフォーム、OS、本体のサイズと重さ、ディスプレイサイズと解像度など、その仕様はほとんど明らかになっていない。公開されたサンプルもモックアップだ。
PadFoneは、スレートタイプのタブレットデバイスの背面にスマートフォンとして使える専用のハンディデバイスを収容するベイを持つ。これまで、スマートフォンとタブレットデバイスの両方を所有するユーザーは、それぞれのデバイスに保存するデータの共有や、3Gによるデータ通信を利用するためにそれぞれにSIMカードを契約しなければならないなどの問題を抱えていた。スマートフォンとして使うハンディデバイスをタブレットデバイスに搭載するPadfoneでは、これらの問題がすべて解決できるとASUSはアピールする。
カンファレンスの説明では、ハンディデバイス側に1枚のSIMカードを搭載していれば、タブレットデバイスに搭載することで、タブレットデバイスでも3Gデータ通信が利用できるほか、「Dynamic Display Switch」という機能を
用意して、ハンディデバイス側で表示している画面をスイッチ1つでタブレットデバイスにも表示できる。このとき、それぞれのデバイスが搭載するディスプレイに適した解像度に自動で変更するという。また、「Single Storage Pool」機
能では、ハンディデバイスで撮影した画像データをタブデットデバイスでも表示して画像加工もできる。
さらに、ハンディデバイスをタブレットデバイスに内蔵したとき、ハンディデバイスのバッテリーをタブレットデバイスの駆動用として利用することでバッテリー駆動時間を伸ばす機能も実装する。
●"spun"仕上げのメタリック天板が光り輝く最薄3ミリノートPC
ノートPCでは、薄型ノートPCの2モデルが公開された。その1つ、「new UX Series」は、厚さが最薄部で3ミリ、最も厚い部分で17ミリという薄いボディを採用する。本体の重さは1.1キロと、厚さに比して重く感じるが、これは、アルミニウムのユニボディを採用するとともに、天板に"spun"フィニッシュとASUSが呼ぶ円を描くヘアラインを施して特徴のある輝きを放つメタリックパネルを採用しているためだ。バッテリー駆動時間も7時間以上を目指すとしている。
また、性能も重視しており、CPUには、"Sandy Bridge"世代のCore i7シリーズの搭載も可能という。ストレージデバイスはSerial ATA 6Gbps対応のSSDを予定しており、スリープ状態からの復帰
が数秒(カンファレンスのスライドでは2秒とある)で可能になると説明している。本体搭載のインタフェースでは、USB 3.0を用意するほか、接続する周辺機器にPCが起動していない状
態でも充電できる「USB Charger +」対応コネクタも備える。
Eee PCでも、新モデル「Eee PC X101」が公開された。こちらもボディサイズが最も厚い部分で17.6ミリと薄いボディを採用する。液晶ディスプレイサイズは10.1型ワイドで、搭載するCPUは「Atom N435」とASUSは説明する。本体の重
さは950グラムを予定している。
Eee PC X101では、OSにMeeGoを導入したモデルを用意する。ただし、"オプション"として、Windows 7シリーズ(それ以上のエディションは明らかにしていない)を導入して、
データストレージにSSDとHDDを搭載するモデルも選択できるとのことだ。
カンファレンスでは、このほかにも、27型ワイド液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型PC「ET2700XVT」や2011 International CESで登場したEee PC Slider「SL101」、ステレオ立体視表示
に対応したタブレットデバイス「Eee Pad MeMO 3D」、そして、ジェスチャー操作などに対応するワイヤレスユーザーインタフェース「WAVI Xtion」などが紹介された。Padfoneの詳細仕様などもふ
くめて、詳しい情報は展示ブースが公開される後日に改めて紹介する予定だ。
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